モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
アトラス山脈最高峰のトゥブカル登頂の玄関口である
イムリル(Imlil)村へのショートトリップは気持ち良いものでした。
山の空気を吸い、目で季節を感じる。
すると、、、
おなかが空いてきますなぁ。
いざタジン
イムリル村にも、もちろんランチを食べられる場所はあります。
が、どちらかというとローカルフードというよりは、おもてなしフード。
ふだんからタジンを食べている我々が求めるのは
おもてなしフードよりはローカルフード。
”ここのタジンはどんな感じ?”
を発掘するのが楽しみなのです。
ローカルフードを求めて、イムリル村から山を下ります。
途中の道端にいたリンゴ農家のおじさんに
「この辺で美味しいタジンはどこで食べられる?」
と聞くと、次のアスニ村で美味しいタジンが食べられるとのこと。
アスニ村のタジン
アスニ村は、イムリル村へ向かう道と、
アトラス山脈を超えてタルーダントへ続く峠道へ向かう道の
ちょうど分岐点に位置する村。
そのため地元民のための交通の要所になっている。
ここモロッコでは、”交通拠点に食あり!”と言い切れるくらい
バスターミナルやグランタクシー乗り場周辺は
ローカルフードの宝庫だ。
アスニ村に着いてみると、
思いのほかたくさんの食堂がメインの通り沿いに並んでいました。
そのうち1軒に狙いを定めて着席。
美味しいタジン屋さんを見つける秘訣はごくシンプル。
炭火で煮詰めていること!
これだけ(笑)
逆にたったこれだけで、たいがい美味しい。
火種が味付けをも凌駕するのだ。
作り手の近くに数多く並ぶタジンを1個ずつ開けて見せてもらって
食べたいタジンを選ぶスタイル。
メニュー表は無い。
いつだって店主おまかせメニューなのだ。
選んだのは、
レーズンとラムのタジンです。
しっかり炭火でコトコト煮詰め尽くされたタジンは
甘みと旨味が超凝縮されていて、最高!
あっという間に食べ尽くしてしまった我々。
しかし、
まだ物足りない。。。
もう1鍋、いっちゃいますか!!
ってことで、タジンをおかわりです(笑)
2杯目のタジン
再び調理中のタジンから、2杯目のタジンを選びます。
次に選んだのは、
グリーンピースとラムのタジン
グリーンピースがぷりぷりで、
こちらもまた美味ー!!
2杯目もあっという間に平らげました。
大変満足なタジンを食べて、食後のお茶を注文します。
お茶には慣れない味のハーブが入っていました。
きっと太陽が隠れた後は寒くなる山間の村だろうから、
何か体を温める系のハーブなんだろうな、
と思いながらお茶をすすりました。
キャンプのカレーが美味しいごとく
山のタジンはすこぶる美味しい。
タジンを食べるためだけに、山に行っても良いくらいです。