モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
モロッコを旅したいと思った時、
旅する方法は無数に存在します。
きっと、事前の準備のためにガイドブックやインターネットに
無数に羅列されている情報を調べられるはずです。
人生に迷っていた一人の女性が
モロッコで宝物を見つけました。
9日間のモロッコ旅行中。
すごいなぁ~と、感嘆の声をあげてばかりいました。
生きてるのって幸せ〜
と感じることが何度もありました。
ひかるさんのブログに引っかかって、運命でした。
どうもありがとうございます。
アリさんも、ありがとうございます。
モロッコは、
言葉にできないほど魅力がたくさんある、
宝の国でした☆
言葉にすると、薄っぺらくなってしまう。
感動を表わす表現力が足りない、
自分の頭が残念です…
あの地に自分の足で立ち、
一日一日、経験と体感したことがすべて、
宝物になりました。
私が好きな景色、
雰囲気やごはん、
柄も色も扉も、
ぜんぶある国でした。
高原で馬が走るのを見ていたら、
今度は何もない肌色の大地が広がったり、
赤い山脈の迫力と美しさにため息が出た後に、
緑の畑や草原が広がったり。
花が咲いて、サボテンが生えて、
また荒野が広がって。
いつも空は果てしなく広くて、
エメラルドグリーンの池は、
いつまでも見ていたいほど素敵でした。
朝は雪が降る山道を走っていたのに、
夕方には陽射しが照りつける砂漠に。
広大な大地を車で走り移動するツアーだったので、
コロコロと変わる景色や、
異国の地で生活する人々に、
車窓からずっと見とれていました。
モロッコドライブ、
最高に楽しくておすすめです。
羊の群れ、野良犬、
色鮮やかな服にヒジャブを巻いた女性たち。
ジェラバを着たおじいさんや
ロバに乗る子ども。
モロッコの大地でたくましく生きる人たちを、
動物を、景色を、心に焼きつけました。
シャウエンの青い壁を触りながら
早朝に散歩した時間は、
猫しかいなくて魔法みたいでした。
美味しいカフェオレを淹れてもらいに、
連日カフェに行きました。
濃いオレンジジュースと爽やかなミントティー、
ホブスとミッスンミンの朝食を満喫して、
ローカルなハマムを笑っちゃいながら体験しました。
タジン鍋やスープは、どこに行っても、
どの種類も絶品で、
ごはん何食べよう!と、毎回楽しみでした。
フェズやマラケシュは、活気のある面白い街でした。
想像以上、ガイドブック以上です。
賑やかで、うるさいくらいなのに、
懐かしいような、初めてのような、
人や家や店が集まる、
迷宮という言葉ぴったりの街でした。
私が好きな景色はダデスでした。
夜ご飯の前に散歩に出て、景色を眺めながら
静かな時間を味わいました。
アイトベンハッドゥは、まさに映画の中の世界。
今度からはテレビで見たら、実際にこういう景色、
あるんだもんな~って思えます。
朝から小鳥のさえずりを聴いて、
夜はベルベル人の太鼓音楽と鼓動が合わさって。
耳に入る良い音は気持ちを良くするなぁと思いました。
店先に置かれた羊の頭にギョッとしたり、
血がついたままの牛の足がブーツのように並んでいたり、
カゴに何羽もいるニワトリの行く末を想像しては、
命と食を密接に感じました。
モロッコの人たちは残すところなく食べるそうです。
サハラ砂漠でラクダに乗るなんて、
小さい頃の自分が聞いたらびっくりです。
アフリカの自然はダイナミックで、
砂漠から見上げた星空は、
綺麗を世界中から集めてきたようでした。
それから旅行の途中で、サマータイムになりました。
昨日と今日なのに、1時間、時計の針が進むだけで、
自分が時計の数字に合わせて動いてたことに
気づきます。
モロッコの人たちはとても素直に、
体と心が合っているような感じがしました。
お腹が空いた時に食べて、よく働いて、
よく笑って、よく喋る。
アミラちゃんと道を歩いていると、
大人は抱っこしに来たり笑顔で手を振ってきます。
子どもまで笑顔で近づいてきて、
話しかけたりじゃれたりします。
みんな、楽しいことがあると足を止めます。
ゆったりと自分のリズムを刻みながら、
自分の人生を奏でながら、
日々を過ごしてるかのようでした。
そこが素敵なところで、
私もその時間の流れ方を見に纏いながら
生きてたいなぁと思いました。
貧しい人がいたりもするし、
日本のように便利や清潔ではないかもしれませんが、
シンプルで豊かで、
生きることは素敵なことだったと、
思い出させてくれました。
モロッコに行くと友達に言った時、
イスラム圏だから気をつけてねと言われました。
私も、誤解していました。
毎日5回あるアザーンの放送に、
初めはびっくりしましたが、そのうち、
夏休みの夕方の放送を聴いているかのように、
当たり前に馴染んでいきました。
ムスリムの人にお話を聴くと、
困っている人がいたら助ける。
幸せはお金じゃない。
人を傷つけない。
人生は短いのだから毎日を笑顔で楽しむ。
そんな言葉が返ってきました。
信じる思いがあることで、人は迷わず、
人生は照らされるのかもなと感じました。
私はまだ、一つのなにかを信じることは難しいですが、
平和を願う気持ちは強くみなさんと同じです。
正しさも人それぞれ、色々な人がいるなか、
道端で迷子になっていた私を助けてくれたのも、
人懐こい笑顔をくれたのも、
心の豊かなモロッコの人たちでした。
強引な客引きはかわして、
スリに気をつけていれば大丈夫でした。
行って初めて知ることばかりでした。
勝手な見解を持つよりも、ちゃんと直に話を聞いて、
少しでも知ることができ、
本当に良かったと思っています。
美しいストールや洋服、バラのスプレーや
アルガンオイルを買いましたが、
その一つ一つに、その時の出来事や
交わした会話の思い出が、
めいっぱい詰まっているのが嬉しいです。
信じられないほど遠い場所だけど、
でもそれだけ地球が大きいんだから仕方がないな(笑)
生きている素敵さを感じたい時、
またモロッコに行こうと思います。
私はこれからも、家族と友達を大切にして、
モロッコに居た9日間のように、
毎日を楽しみたいと思います。
みなさんに会えて良かったです。
どうもありがとうございました。
ここからはひかるさんへ(^.^)
テイクオフでは泣かなかったのに、
成田に着く時に涙が溢れてきました。
それは、もう背中の後ろに遠くなってしまった
モロッコの大地に思いを馳せるのと同時に、
アフリカのモロッコに行ってみたいと思うような
私に育ててくれた両親への感謝が
とめどなく溢れてきたからでした(笑)
今までで最高の旅行だったよーと、
両親に報告しながらまたウルウルしました。
親孝行しま〜〜す♡
では!また!
[ひろこ様 より]
実はモロッコに来る前のひろこさんは
人生の迷子だったようなんですね。
どれくらい迷っていたかというと、
アフリカに行きたい。
やっぱりケニアとかかな。
でもちょっとディープ過ぎるかな。
あ、モロッコなら行きやすいかな。
えーい!
「モロッコ」「サファリ」
でググった結果、
Hikali Safariに辿り着いたそうです(笑)
そして、コチラの記事をご覧になって
同じ景色が見たい!と思われたようで
寸分の迷い無くトントン拍子でモロッコ旅を決めました。
と思っていたら、
やはり旅立つ直前になってヒヨッてたらしくて
人生ではじめて占い師のところへ相談に行ったそうです(笑)
単に旅立ちの背中を押してもらうために
占い師のところへ行ったはずが、
あなた、アフリカで今までの悪いモノ
全部落としてきなさい!
と言われたんだそうです。
強烈に背中押されちゃいましたね!
モロッコで彼女が出会って感じたことが
これからの彼女の人生を
善き方へ導いてくれるといいなぁ。
ひろこさんがモロッコの景色の中で
うっわぁー!
と思ったもののひとつ。
傍から見たらもんのすごい絶景ポイントに
どこからどうやってやって来たのか
ただ佇んでいる地元の人。
旅行者にとっては興奮する非日常の絶景。
でも自分の庭のようにその景色を眺めている
地元の人にとっては、心安らぐ日常風景。
たぶん何もすることが無くて居るだけで
暇だっただけなんでしょうが(笑)
暇人&絶景
って絵的にすごくキマッていて
憧憬の念を掻き立てます。
すごい分かる〜!!
モロッコどこに行っても
そういう人が多いですもん。
真っ青な大西洋を臨むベンチに
平日昼間から横になってるおじさん。
夕方、軒先でお喋りしている女性たち。
一歩先は崖というロケーションで
ただ座っている少年たち。
夕暮れの大砂丘に寝転んでいるベルベルの民。
どの光景にも強烈に
豊かだなぁと思わされるのです。
ひろこさんは
自分はネガティブで…
っておっしゃっていたんですが、
私にはユニークそのものでした!
ひろこさん、この度は奇跡の検索ワードで
Hikali Safariと出会っていただき
本当にありがとうございます。
また人生に迷ったときは
モロッコで感じた時の流れを思い出してくださいね♪