モロッコに来る旅行者の目的の多くは
サハラ砂漠が見たいから
そしてモロッコを訪れた人の多くが、最も印象に残った土地として挙げるのも
サハラ砂漠
もはや、
サハラ砂漠がモロッコの代名詞であるがごとく、存在感を放っています。
そもそもサハラ砂漠って何でしょうか?
サハラ砂漠とは
サハラ砂漠(サハラさばく)は、アフリカ大陸北部にある砂漠で、氷雪気候の南極を除くと[1]世界最大の砂漠である。南北1,700kmに渡り面積は約1,000万km2であり、アフリカ大陸の3分の1近くを占め、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積。
(ウィキペディア「サハラ砂漠」より)
地球上で最も広く、最も乾燥した砂漠。
アフリカ大陸の1/3もの広さを占めているんですね。
モロッコは広大なサハラ砂漠の西端の一部分にかかっています。
日本人がイメージする”サバク”
では、アフリカ大陸の1/3もの大地が砂で覆われているのかというと
それは違います。
多くの人は、「砂」って漢字を使うんだから砂漠ってこんな感じでしょう?
と思い込んでいますが、こういう砂丘の状態なのは砂漠のごく一部です。
サハラ砂漠は
70〜80%が、石や岩で覆われた礫(レキ)砂漠
20〜30%が、砂丘の砂砂漠と、岩石や岩崩れで覆われた岩石砂漠
で校正されています。
ですから、日本人がイメージする”サバク”は
サハラ砂漠の中でもごくごく一部分の砂漠なのです。
モロッコで感じられる”サバク”
サハラ砂漠のごく一部だけれども、
ロマンチックな情緒をもたらす砂砂漠のことを、Erg(エルグ)と呼びます。
モロッコで、このエルグに出会えるのが
モロッコ南東部アルジェリア国境に近いErg Chebbi(シェビ砂丘)です。
シェビ砂丘は南北約30kmに渡って
赤い砂粒の大砂丘が連なっています。
このシェビ砂丘の西側に、砂丘と隣り合うように
ハッシ・ラビード(Hassi-labied)村と
その南にメルズーガ(Merzouga)村があります。
メルズーガ村は昔から存在していた比較的大きい村なので、
シェビ砂丘のあるこの辺一帯のことを
通称でメルズーガと呼ぶことが多いです。
そして、モロッコを訪れる旅行者に最も人気で
比較的アクセスしやすい(遠いけど)のも
ここメルズーガです。
サハラ砂漠を感じらるメルズーガへのアクセス
主要都市からメルズーガへのアクセスはこのとおり。
- フェズから460km、専用車で7〜8時間
- マラケシュから560km、専用車で10時間〜
- カサブランカから690km、専用車で11時間〜
ロイヤルエアモロッコの国内線のある都市を中継する場合は
- ワルザザードから365km、専用車で5〜6時間
- エルラシディアから130km、専用車で2〜3時間