モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
モロッコへ行ったらサハラ砂漠へ!
サハラ砂漠ではらくだに乗って星空の下で眠りたい!
この野望にピッタリなのは
モロッコ南部のメルズーガエリアに行って
シェビ砂丘の深部でキャンプをすること。
でも、キャンプ泊と聞いて
苦手な人や、構えてしまう人がいるかもしれません。
でもきちんと知っていれば大丈夫。
砂漠キャンプについて詳しくご紹介します。
※一例であり、拠点のホテルや企画次第では流れ、設備は異なります。
砂漠キャンプのおおまかな流れ
メルズーガのシェビ砂丘周辺にホテルがあり、
そのホテルを拠点に砂漠キャンプへ出かける場合の例です。
まず、拠点となるホテルに到着します。
砂漠キャンプに向けては、日没時間に合わせて出発します。
早くホテルに着いた場合は、時間が来るまで休憩します。
砂漠キャンプへの移動手段はらくだです。
らくだがキャラバンを組み、キャンプ地までご案内します。
キャンプ地までのらくだ乗りの時間は片道1〜2時間。
シェビ砂丘の深部へと向かって行きます。
いくつもの砂丘の山を超えて
らくだの足音しか聞こえない世界に慣れた頃
キャンプ地に到着します。
もしまだ日没までに時間がありそうなら、
砂丘の高みに登ってサンセットを眺めましょう。
日が沈むと夕食です。
夕食の後は、らくだ遣いやキャンプ地のスタッフによる
ドラムの演奏が始まります。
その後就寝。
晴れていれば星空が見えるでしょう。
夜明けは早く、日の出間近を知らせるため
キャンプ地のスタッフが合図をしてくれます。
砂丘の高みで日の出を見たい方は
眠い身体にむち打って砂山を登ります。
日の出後、キャンプ地で朝ご飯を食べた後、
再びらくだに乗って拠点ホテルへと戻ります。
砂漠キャンプのロケーション
メルズーガのシェビ砂丘は南北に細長い形をしています。
ほとんどのキャンプ地は、その深部にあるため、
キャンプ地に到着すると見渡す限り砂丘というロケーション。
町の電灯が見えたり、車の走る音が聞こえたりしない
まるで俗世間から隔離されたような空間です。
砂漠キャンプでの食べもの
夕食と、場合によっては朝食もキャンプでいただきます。
朝食は拠点ホテルに戻ってから食べる時もあります。
夕食のメニューは選択できることが少なく、
だいたいはタジンを食べることになります。
トイレや水周り
トイレは他の砂漠キャンプ参加者と共有。
シャワーは無いですが、翌朝拠点ホテルに戻ってから浴びられるところもあります。
青空トイレを経験するのもありでしょう。
その場合は、トイレットペーパーをその場に捨てないこと。
ゴミとして持ち帰るか、燃やしましょう。
夜にあまりテントから離れ過ぎると漆黒で戻って来られなくなるので
ほどほどの位置にポジショニングすること。
キャンプでの寝床
らくだの毛を編んだ布を使った、簡素な造りのベルベル・テントです。
マットレス、枕、毛布が備わっています。
砂漠キャンプに必要な持ち物
砂漠キャンプでは1泊だけする人がほとんどだと思いますから、
メインのスーツケースやバックパックから、
1泊分の荷物だけを小分けにしてお持ちください。
- 飲み水
- 1泊分の着替え
- サングラス
- ターバン
- 日焼け止め
- ウェットティッシュ
- トイレットペーパー
- カメラ
カメラは砂が入らないように袋に入れる方が良いです。
砂嵐の時は可動部のあるカメラを使わない方が安心。
レンズなどの可動部分に砂がかじると故障の原因になります。
穏やかな天気の日でも、手を滑らせてカメラを落としてしまったら
やはり可動部に砂が入り込んでしまいます。
近ごろはスマートフォンだけで撮影する方も居るでしょう。
スマートフォンの場合は、らくだに揺られている間に
いつの間にかポケットから落下しないような工夫を!
準備は万端、天候は祈るのみ
地平線に沈むサンセットが見たい
満点の星空が見たい
美しいご来光が見たい
そう意気込む気持ちはとても良く分かりますが、
天気はコントロールできません。
砂漠にだって雨が降ることもあるし、
曇りの日だってあります。
しかしどんな天気であっても
サハラ砂漠の美しさに変わりはありません。
ぜひあなたが立ち会ったタイミングで
最高のサハラを楽しんでください。
もう少し快適に滞在する方法は無いの?
ここまで読んで
やっぱり自分にはキャンプ泊は厳しい。
共有トイレは抵抗あるし、
もう少し快適に滞在したいな。
そう思う方には、別な方法がございます。