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私がモロッコの虜になったわけ|2度目のモロッコで見つけた答え

モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。

モロッコを旅したいと思った時、
旅する方法は無数に存在します。

きっと、事前の準備のためにガイドブックやインターネットに
無数に羅列されている情報を調べられるはずです。

2017年末にモロッコを旅されたちーさんが、
半年後の5月に再びモロッコへ戻ってきました!

Q1) なぜ半年の間に再びモロッコへ来ようと思ったのですか?

もう一度 モロッコに行こう!と最初に思ったのは…
前回モロッコから帰る飛行機の中です(笑)

あんなに後ろ髪を引かれて帰国した海外旅行はモロッコが初めてで す。

とにかく帰りの空港で、 日本からの乗継便として到着した飛行機を
見てビービー泣いたことを覚えています。

あの飛行機から降りてくる、 これからモロッコの大地を踏みしめるあろう人達を
ただただ羨まし く感じていました。

…これってもうもう、病気ですよね、恋ですよね(笑)
よっぽどモロッコが、Hikali Safariのツアーが楽しかったんでしょうね。

でも当時は自分でも全く分からなかったんです。
モロッコの何が自分にそこまで思わせるのか。

単なる旅行の感動以外の理由があるはずだと。
最初の旅は怒涛の感動の渦に飲み込まれるだけで終わってしまったので、
これはまた戻って冷静にその理由を確認するしかないと強く思いました。

なぜ半年後に2回目のモロッコ再訪になったかと言うと、
ひかるさんから伺った話がきっかけです。

モロッコの5月は過ごしやすいと教えて頂いたのでその時期に行ってみたいと思いました。
バラのシーズンだというものポイントでした。

あの褐色の大地に野ばらの葉の緑と花のピンクが咲き誇る様子を想像するだけで胸が踊りました。

私が最初に旅行した12月は寒暖の差が激しいタイミングだったので、
なおさら過ごしやすいモロッコを味わってみたかったのです。

幸いな事にエアも手頃に調達出来そうだったので、
1月にはもう今回の5月のエアを押さえてしまいました。
帰国して1ヶ月経ってないですね(笑)

 

Q2) 前回のモロッコ旅以降、どんな日々を過ごしていたのですか?

一言でいうとモロッコ漬けです(笑)

最初の旅でドライバーのオマールに教えてもらった
観光地としての側面以外のモロッコのこと、イスラム教のこと、
自分がした旅自体のこと、ひかるさんと話したこと…
大げさではなく毎日何かしらモロッコを思い出していました。

こんなにも心を奪われる旅行って一体なんだったんだ!!
モロッコなんなんだっ!って自問自答を繰り返す日々です。

ひかるさんにもいろいろオススメを伺ったりして、
モロッコやイスラム関連の本を20冊いかない位、 1ヶ月で読みまくりました。

そうでもしてモロッコの断片を感じていないと
自分を落ち着かせることが出来なかったのです。

後にその勢いが制御不能となりまして…

とうとうアラビア語の勉強まで手を出してしまいました。
もー、モロッコの香りがするものならなんでもウェルカム状態です( 笑)

すっかり旅行前とは自分の中身がかわってしまったかのような感覚でしたが、
逆に周囲にモロッコを話題にすることは極力避けていました。

自分の感動を言葉にして正確に他人に伝えることが
本当に難しいと感じていましたし、 自分の中でも答えがでていないこの衝動を
どう説明するのがいいのかもさっぱり分からなかったんです。

すごく大事にしたい話題だから、 容易に口にしたくなかったんです。
夫とゴクゴク親しい友人数名にだけは話しを聞いてもらいましたが …
うーん、変なやつとしか思われてないと思います。

突然過ぎですもん、このモロッコ病(笑)

次第に仕事が繁忙期に入りモロッコ病にかまけているだけでは済ま なくなってきましたが、
そのお陰で少しモロッコに対して距離をとれるようになりました。

これで次の旅行で私は「モロッコの何に惹かれるのか」 の答え合わせが
ちゃんと出来そうだなと安心しました。

Q3) 今回はモロッコのどこを周りましたか?

モロッコ南部です。
タフロウトからアガディール経由のエッサウィラを旅行しました。

…バラの気配は全くない土地です。

当初の予定とは全然違うところをまわりました。

Q4) 2度目の今回は自力で周ろうと思わなかったんですか?

全く思いませんでした(笑)

私がモロッコにハマったのはモロッコ自体…というよりも、
先にHikali Safari の、ひいてはひかるさんの仕掛けた旅程が
私の好みにドンピシャだった からだろうなあとは分かっていたので、
再訪= Hikali Safari利用は私にとって公式でした。

合わせて前回はオマールを通じてモロッコ人、 特にベルベル人の気質に
触れることが出来たのも私にとっては大きな衝撃だったので、
モロッコ旅行においてドライバーとの会話も、 車のチャーターも必須でした。

モロッコは公共交通機関が日本のレベルとはちょっと程遠いレベル なので、
これをコンプリートすると言った目的があれば、
逆に自力で回るのも旅の醍醐味なんだろうなと思うのですが、

私はモロッコの大地を自分のペースで感じたかったですし、
現地出身のドライバーとゆっくり話をしてモロッコ人を感じたかったんです。

モロッコ、旅のパートナー

がっ、そういう割には、 普段の自分の海外旅行のスタイルは
全行程自力がモットーです。 公共交通機関しか使いません。

Hikali Safariを自分が利用する前までは、車のチャーターなんて
有閑マダムがするものだと思ってました。単なる贅沢以外には思えませんでした。

確かに自力行動で上手く行ったときは快感です。
でもそれは単なる自分の行動力の検証であっただけで、
本当の意味で観光って出来てなかったのかもしれません。

なんでそう思ったかというと…

旅はスタンプラリーじゃないんだ、その国の文化を知ることなんだ。
そのためには現地の人と話していかないとね!

と前回の旅でオマールに言われた言葉がどうしても頭から離れず。

とは言え、 流石に行きずりの人と突然異文化交流出来るほどの語学力も度胸も 無かった私は、
一緒に居る時間が必然的に長くなるドライバーだったら
つっこんだ 話しも多少できるかも!

だって私が雇ってるわけだし(笑)
少しくらい会話に付き合わせてもいいんじゃないかな。
そう考えると、やっぱり車のチャーター一択になりました。

私にとってモロッコでの車のチャーターは異文化交流のサロンなんです。

あとは…私は必ず旅を共にする心友がいます。

お酒です(笑)

モロッコはイスラム教の国なので、ツーリストとは言えお酒は決まった場所でしか手に入りません。
ゆえに私は買える場所で一気にこの旅行中に消費するであろうお酒を買うことにしています。

え?種類ですか。

まー一番愛している日本酒がないのは当たり前なので
とりあえずワインをチョイスしています。

幸いCPというモロッコ産のワインが安くて美味しいのでこればっかり飲んでます。
買った本数はまあ一日1本~ということで簡単にいうと
「 重くてこんなん背負って旅行なんて出来ない」レベルです。

故に車のチャーターは私にとってやっぱり必須なのです(笑)

2回目のモロッコは特にここに行きたい!という場所がなかったんです。
ただただモロッコの空気を吸いたかっただけなので…

この状態でどこに行けばいいのか自分では決められません。
モロッコ再訪においてひかるさんのアドバイスもまた私にとっては必須でした。

結果、当初の行く予定だったバラを感じる大地はまた次の機会となりました。
かわってオススメ頂いたのがタフロウト。

ひかるさんに教えて貰わなければ生涯私は知ることも行くこともなかったであろう場所です。
ひかるさんは私の話しからどんな場所が私の心の琴線に触れるのかを
敏感に感じ取ってご提案くださいました。

本当に行ってよかった!
毎年行きたい位大好きな場所になりました。

Q5) 今回の旅でいちばん印象に残ったことはなんですか?

全部!

と言いたいところですが、とにかく感動したのが
マラケシュからタフロウトに向かうまでの車窓からの眺めです。

何処まで続くかわからないほど遠くに見える水平線。

空と大地の境目を低い山脈が縁取り、アルガンの木々が肌色の大地に
等間隔ではない水玉模様のように緑色を添えています。

アンチアトラスの頂上に近づけば近づくほど
吸い込まれそうな谷底を感じ見上げれば その空の青色が迫ってくるかのよう。

この景色を見た時に、
自分が何をもってしてここまでモロッコに惚れ込んだのかがわかりました。

 

とにかくモロッコの大地が好きなんだ、と。

モロッコ、タフロウト

モロッコに行く前に一番好きな海外はグランドキャニオンでした。
グランドキャニオンは圧倒的過ぎて、訳わからないんですよ。物理的に大き過ぎるんです。

私のキャパでは納めきれない質量がそこにはありました。
それが今までは良かったんですが…

 

あの地層は◯◯ 億年前に出来たんですよって言われても
もー私の脳みそでは理解不能です。

何聞いても億がついたら「昔」と一括りになってしまうだけです。
正直、その凄さを具体的に想像しきれなかった。

地球ってすごいなっていう、
ちょっと自分の生活とはかけ離れた感動だったんです。

 

対して、モロッコの大地も景色がスコーンって抜けて気持ちがいいんです。

果てしなさを感じさせる大地であることは間違いないんですが、
何がグランドキャニオンと違うのか、車窓から景色を眺めつつ考えてみると…

 

川で洗濯している女性達。
山の斜面を利用して作られた家々。
ひたすらカバンを背負って歩く子どもたち。

 

ああ、ここにも人々の生活がある…

 

…そうか、 私はこのモロッコの大地と共生している
人々のたくましさにも同時に心打たれてるんだな。

 

自然が圧倒的なだけじゃない。
そこに人々の日常が垣間見ることの出来るこのバランスこそが、
私がモロッコに夢中になった理由なのかもしれない。

初っ端から自分の再訪の目的であった
「モロッコの何に惹かれるのか」 の答え合わせがあっさり完了いたしました。

モロッコ、アメルン峡谷

やっぱりこれは車をチャーターしたからこその楽しみ、
感じ方なんだろうなーと思いました。

今回のドライバーも、前回と同じくオマールにお願い出来たのも結果良かったです。

短い期間で再訪したせいか、幸いオマールも私のことを覚えていてくれたので
お互いのキャラク ターを把握し合う時間を省略することが出来ました。

そのおかげで前回よりも沢山話すことが出来ましたし
緊張感無くのっけから信頼しきって旅行出来たというもの旅が楽しめた一因だと思います。

今回二度目で同じ人にお願いするメリットもわかりましたし、
また他のドライバーだとどんな旅になるのだろうという興味も出てきた旅でした。

 

散歩しながらアラビア語で挨拶をすると
自然と会話が始まる人々の距離感も堪能出来ました。

私がアラビア語を勉強してるというと、
モロッコアラビア語ではこーいうんだ! ベルベル語ではこーいうんだ!
といちいち(笑)熱血レクチャーしてくれる人々。

その習った成果をオマールに話すと、
俺の使ってるベルベル語とは違うから分からない!
ちなみに俺の使ってるベルベル語では~~

…スミマセン皆様。私結局何も覚えられませんでした(笑)
この人々とのやりとりもとにかく印象的でしたが…

ひかるさんと真夜中まで話し込んだ女子トーク♡ も楽しかったです。

モロッコ、記念撮影

Q6) もしや3回目もあるんですか?

はいっ!9月に今度は友達と行きます!

私のモロッコ熱風をドライヤーで吹き付けた状態に
すっかり感化された友達がモロッコをどう感じるのかとっても楽しみです。

私自身も今までずっとモロッコでは1人だったので、
友人と共に回るモロッコをどう感じるのか、これまたとっても楽しみです。

…多分3回じゃ済まなくなる予感です(笑)

[ちー様より]

 

 

半年前に出会ったばかり、
しかもよく考えると正味1日一緒に居たかどうかくらいの時間の共有でしたが
ちーさんとは、すっごく気が合っちゃったんです。

だから、2回目の来訪を聞いたとき
旧知の友人が遊びに来てくれるがごとくうれしかったんです。

上の文章からもひしひし伝わってきますが、
ちーさんは気遣い上手&褒め上手。
お話ししていても、ついつい気分が良くなってしまいがち。

その一方で、私自身を奮い立たせるのは

次は彼女に
どんな素晴らしいモロッコを見せてあげよう!

という思いです。

日本から遠く離れたモロッコにリピートすることが、
時間的にも金銭的にも簡単なことではないということは
夫との結婚までの4年間に6回モロッコに通っていた私はよく知っています。

すべてのお客様はそうですが、
大切な人生の一部を投資して来てくれる方にはベストを尽くしたい。

そしてリピートしてくださる方のことは
さらに丁重におもてなししたい。

そのために、私はモロッコの魅力を知り続けることを
ノンストップで続けるのです。

ちーさん、出会ってくれたことに本当にありがとう。
おかげさまで次のステージへ踏み込めます。

今度は9月だなんて、あっという間じゃないですか♪
またの再会を楽しみにしています。

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プロフィール


岩間ひかる

2002年にはじめて訪れてから
モロッコとモロッコ旅にどハマりして15年。
2014年から念願だったモロッコへの移住。


モロッコで出産した娘と息子、愛猫も加わり
スローライフを満喫。


●モロッコ現地のプライベートツアーHikali Safari
●マラケシュのゲストハウスDar Mirai
●サハラのグランピング Jardin Kotori
●個人的なメディア hikaruiwama.com


を運営しながら、
モロッコの魅力をウェブとリアルで発信中。

詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ(Hikali Safari)

Facebookページ(Dar Mirai)

Facebookページ(Jardin Kotori)

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