モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
この記事を書いている時点では、渡航先によっては
モロッコ出国の際にPCR検査が必要です。(2022年3月29日)
そこで、マラケシュ滞在を最後にモロッコから出国する場合の
マラケシュでのPCR検査について記しておきます。
マラケシュ新市街でPCR検査を受ける
最近ではマラケシュ発着の航空便をご利用される方もいますし、
モロッコ滞在期間の終盤にマラケシュに滞在する方も多いです。
PCR検査結果が必要か否かは、渡航先の受け入れ条件にもよりますので
渡航先の入国条件やご利用の航空会社でご確認ください。
PCR検査が必要な場合、マラケシュではどこで受けられるのか?
マラケシュでPCR検査が受けられる機関は複数ありますが
こちらのラボラトリーが便利です。
◆Laboratoire d’analyses medicales Gueliz
場所は新市街にあります。
マラケシュ鉄道駅や公共バスのSupratourやCTMの
ターミナルから程近い位置にあります。
また、マラケシュ・メナラ空港へ向かう大通りからも
さほど悪くないアクセスの位置にあります。
上の地図で示された一般用のラボラトリーとは別途に、
3軒隣にCOVID-19のPCR検査所が設置されています。
以下、検査所で得られた情報です。
○営業日:週7日(土日休みなし)
○営業時間:07:00〜19:00
○結果受理までに要する時間:24時間
○検査の予約は不可
○費用:400dh
注1) 2022年夏以降は、渡航予定日前日の朝10時までにラボラトリに入場して検査をし、同日18時に検査結果を受け取りに来てください、という指示に変わっています。
注2) PCR rapide (特急PCR)という、800dhの費用で4時間程度で結果が出せるというテスト方式がありますが、ふつうに受けるこのテストでは日本への入国ができません。
理由は、PCR Rapideで用いる検体が「鼻腔ぬぐい液」なのですが、日本政府の指定によると「鼻腔ぬぐい液検体は核酸増幅検査のみ有効」とあって、検査法が限定されています。
ふつうに受診するだけでは日本に入国できない検査法で検査されるため、実質PCR rapideは使えない方法と思っていただいた方が良いでしょう。
こちらのラボは日本入国の際に必要とされる、日本政府指定の様式での
「検査証明書」を発行可能なPCR検査機関でもあります。
詳しくはこちら
マラケシュでのPCR検査受診と検査結果受取のながれ
PCR検査を受診して、検査結果を受け取るまでのながれはこのようになっています。
①検査所を訪れ、「FICHE DE RENSEIGNEMENTS COVID-19(SARS-CoV2)」(*1)に自分で記入する。
②検査受付に「FICHE DE RENSEIGNEMENTS COVID-19(SARS-CoV2)」を提出し、検査を受ける。
③検査結果を受領するための引換券を受け取る。このときの結果受け取り日時は、検査受診から24時間後になっています。
④結果予定の日時よりも前に「FICHE DE RENSEIGNEMENTS COVID-19(SARS-CoV2)」に記載したメールアドレスに結果がPDFで届く。
⑤再び検査結果を受け取りに同じ検査所へ行き、検査結果を受け取る。
このとき渡航先が日本の場合は、日本政府指定の指定の検査証明書の書式(*2)をプリントアウトしたものを持参し、担当者に記載してもらう。
(書式の言語は「日本語・英語(併記)」で難なく記載してもらえると思いますが、受診する町によって心配な場合は「フランス語」を用意しておくとモロッコのどこの町でも対応可能だと思います)
(*1) 「FICHE DE RENSEIGNEMENTS COVID-19(SARS-CoV2)」
記入時に用意しておくべきものと情報
○受診者のパスポート
○マラケシュでの滞在先の住所
○摂取済みのワクチンの回数とメーカー名
そのほかの記載事項には、以下があります。
○検査結果の取得目的
○胸部CTを取得したかいなか
○直近で健康上の何らかの自覚症状の有無
(*2)日本政府指定の指定の検査証明書の書式
厚生労働省のサイトから最新版をダウンロードして使用できます。
マラケシュ以外の都市でのPCR検査は?
マラケシュ以外でのPCR検査機関については
在モロッコ日本大使館がまとめてくれています。
いずれの都市で検査を受ける場合でも
検査受理までに24時間かかることを見越して
ご旅程にはゆとりを持つことをおすすめします。