モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
マラケシュから65km。
Haut Atlas(オート・アトラス)と呼ばれる、アトラス山脈のなかでも
最も高い峰々が連なる山中に、Imlil (イムリル)と呼ばれる村があります。
ここはオート・アトラスのなかで最も標高が高く、
同時に北アフリカで最高峰のトゥブカル山頂(4,167m)へ
登頂するための拠点となっている村です。
マラケシュから日帰りトリップも可能
マラケシュからの道中は、アトラス山脈への突入からスタート!
ずっと遠くに見えていた山々の輪郭が
徐々に明瞭になってきたと思ったら、
いつのまにか山の中に入っている。
いくつもの土造りの集落を通り抜けると
いつの間にやら街路樹の種類も変わってきます。
マラケシュ近郊は、オレンジの樹やオリーブの樹といった常緑広葉樹が多い。
一方山深くなるにつれて、落葉広葉樹が多くなって行きます。
ちょうど本格的な冬前にイムリルへ向かった私たちは
赤や黄色やオレンジ色に紅葉する木々の間をドライブすることができました。
モロッコで紅葉なんて、、、
こんな趣のある季節感を体感するのは
いったいどのくらいぶりだろうか。
そういうところは、やっぱり日本人ですね〜
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登山拠点のイムリル村
いざ到着したイムリル村は、生活感ある落ち着いた村っていうよりも
”坂道の集落”みたいな出立ち。
登山客が泊まれる宿か飲食店、土産物屋
あとは駐車場が占めるような
ようこそお客さんー!
みたいな集落でした。
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しかしながら、景色は絶景。
岩肌荒々しい険しい山々に囲まれた一筋の谷間に
人の生活と植物の生命が凝縮された様は、息を飲む光景でした。
イムリル村の標高は約1,800mなので、
ここからトゥブカル山頂までは約2,300mの高低差。
どんなに静けさと険しさと美しさがせめぎ合う場所なんだろうか。
いつか登ってみたいなぁ。