モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
モロッコを旅すると、どこもかしこも刺激強めで
最初のうちはそれが楽しくて仕方ないのですが、
ふと思うわけです。
ちょっと、心を休ませたい。
そんな時には、庭園に出かけるのが良いです。
モロッコ一の喧噪の都市と言っても過言ではないマラケシュ。
マラケシュで訪れるべき庭園は、
マジョレル庭園(Jardin Majorelle)です。
マジョレル庭園の成り立ち
ここは、フランス人画家のジャック・マジョレル氏が
1924年に造園に着手したと言われています。
彼が亡き後は、1980年にイヴ・サンローラン氏と
ピエール・ベルジュ氏が買い取り、修復・経営を始めました。
マジョレル庭園の中
一歩庭園に入ると、緑が生い茂っています。
乾燥したマラケシュでは、その緑だけでも目に眩しい。
遠い日本を思い出させる竹林の一画があったかと思えば
中米原産の珍しい形のサボテンが集まった一画もあります。
水が張られた池には、蓮の花が咲いています。
そう、マジョレル庭園には
世界各地の植物が元気よく存在するのです。
庭園を歩くと、鳥のさえずりが聴こえ、
風が吹けば木々の枝葉がサワサワと音を立てます。
散策路沿いにはちょうど良い間隔でベンチが置いてあります。
うっかり座ったら、気持ちよ過ぎて立ち上がれない感じ。
庭園内にある建物や鉢植えは、マジョレル・ブルーと呼ばれる
目の覚めるような青色で塗装されています。
庭園内にはベルベル博物館やカフェ、
サンローラン氏が描いた「LOVE」の歴代ポスターを展示した部屋があります。
マジョレル庭園は人気の観光地で、大型バスの団体旅行客がどっと訪れたりもします。
団体客をやり過ごすくらいの時間の余裕をもって訪れたい場所です。
マジョレル庭園へのアクセス情報
- 営業時間:
5/1〜9/30 8:00〜18:00
10/1〜4/30 8:00〜17:30
ラマダン時期 9:00〜17:00 - 休館日:無し
- 入場料:
大人 70DH
こども・学生 35DH
12歳未満のこども 無料
新情報
マジョレル庭園の西隣に、2017年10月に
イヴ・サンローラン美術館
がオープン予定です。