モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
それ自体が中世の雰囲気を醸し出すマラケシュの旧市街ですが、
古い時代のマラケシュを記録した写真が
写真美術館(La Maison de la photography)
には数多く展示されています。
写真美術館の成り立ち
リヤドを改装した3階建ての写真美術館には、
19〜20世紀のマラケシュの町の様子やその頃生きていた人々の
暮らしを撮った写真が展示されています。
もちろん、モノクロ写真の時代です。
写真美術館の内部
現在でも十分レトロな空気がスークには流れていますが、
当時の様子をモノクロ写真で見ると、
過ぎた歳月があったのだということを実感します。
マラケシュ観光のメッカであるフナ広場は、昔の写真で見ると
今よりも遥かにおどろおどろしい雰囲気。
蛇遣いの存在が、何の違和感も無いくらいしっくり来ます。
なんとも素敵なのは人物の写真。
誇り高く、気高いオーラをまとったベルベルの民の写真は
訪れる人を虜にします。
建物の最上階はカフェになっています。
旧市街の東に位置する写真館の屋上からは
晴れた日にはひしめく家々の向こうにオート・アトラスがくっきり見えます。
さらにうれしいのは、写真館内に展示している素敵な写真を購入できること。
ポストカードサイズからポスターサイズまでバリエーションがあります。
写真美術館へのアクセス情報
- 営業時間:9:30〜19:00
- 休館日:無し
- 入場料:40DH