モロッコ旅の達人 岩間ひかるです。
モロッコを訪れるならば絶対外せない場所TOP3に入る
1000年の古都、フェズ(Fes)
行政の首都がラバト、ビジネスの中心がカサブランカ、
観光の首都がマラケシュだとしたら、
ここフェズはモロッコの政治、商業、芸術、信仰すべての中心であった場所。
かつてモロッコで最も古い都が興り、
イスラム教の信仰、芸術、商業の中心地であったフェズ。
今でもかつての栄華を史跡に見ることができ、
最も古い都が興った地区には今も人々が生活を続けています。
フェズの町の起こり
モロッコ最初の王朝が、788年ムーレイ・イドリス1世によって、
メクネス郊外のムーレイ・イドリスで興ります。
その息子ムーレイ・イドリス2世は、
808年にフェズ川の西岸に新しい都を建設しました。
それが古都フェズの始まりです。
フェズ側の右岸はアンダルース地区と呼ばれ、
先住民ベルベル人やイベリア半島からの移住者が居住し、
左岸はカラウィン地区と呼ばれ、アラブ人が住みつきました。
その最も古い地区はフェズ・エル・バリと呼ばれ、
その後13世紀に新たに建設された地区は、フェズ・エル・ジェディドと呼ばれます。
フェズの地理
フェズは、モロッコ北部の内陸側、
アトラス山脈で中くらいの山々が連なるモワイヤン・アトラスの北西に位置します。
フェズ川にまたがるように、9世紀に建設された最も古いフェズ・エル・バリ
その南西に13世紀に建設されたフェズ・エル・ジェディド
その南側にある新市街Nouvelle Ville
が、フェズの中心地です。
フェズの観光の主な見どころ
- 王宮
- ブー・ジュルード門
- ブー・イナニア・マドラサ
- ザウィア・ムーレイ・イドリス廟
- タンネリー
- マリーン朝の墓地